日体大SMG横浜 オフィシャルサポーターズクラブ

未来応援プロジェクト始動「YOKOHAMAガールズサッカークリニック」

女子サッカーの環境向上や活性化を目的に、同じ横浜市青葉区に拠点を置く「東急SレイエスFC」と「日体大FIELDS横浜」が連携し、 「未来応援プロジェクト~YOKOHAMAガールズサッカークリニック~」が始まりました。

● 未来応援プロジェクト~YOKOHAMAガールズサッカークリニック~
 https://www.tokyu-sports.com/football/reyes/news_list/event/2021_year/future_support_project.html

2021年12月19日(日)に開催された第1回には、小学4~6年生の女子20人が参加。東急SレイエスFCから仲野コーチと2人のアシスタントコーチが指導にあたり、日体大FIELDS横浜は金子麻優・八木芙有(以上2年)、加藤明星・小牧明日香選手(以上1年)が参加者5人ずつとそれぞれチームを組み、関口真衣選手(4年)が全体を見ながらサポートする、という役割分担でした。

選手たちが仲野コーチからいただいたミッションは、分刻みのトレーニングメニューの狙いを理解することに加えて、「参加者がいいプレーをしたら可能な限り具体的に褒める」ことでした。それをするためには、いいプレーを引き出すこと、そしてコミュニケーションを図ることも求められます。

金子選手「高学年の指導は初めてでしたし、自分もプレーしながら参加者の名前を呼んで動きを伝える、ということの難しさを感じました。知らない子同士のチームだったので、コミュニケーションをどうとってもらうかずっと考えていました」

八木選手「初めてサッカー教室に参加しました。学年も違う、会ったことも初めて、という状況でどうコーチすればいいのか、教えることで自分自身が気づくことも多かったです」

加藤選手「自分のチームはサッカーをやっている子ばかりで、しかもすぐそばで親御さんが見ている、という初めての状況でしたが、コミュニケーションをとろうとしてくれた子がいたので、自分もその輪を広げることに取り組めました。サッカーを純粋に楽しんでいる彼女たちを見て、自分も初心に立ち返りました」

小牧選手「知らない子同士でしたが、チャンスがあれば話しかけるようにしました。女の子だけのほうが積極的にプレーできている感じがあったのがよかったです」

また、最上級生として4人をサポートしていた関口選手は、次のように振り返りました。

関口選手「仲野コーチやアシスタントコーチの方々が、参加者にレベル差がある中でも一人ひとりに的確な声掛けをしていて勉強になりました。コロナ禍でこういう機会がしばらくなかったので楽しい思い出にもなりましたし、自分の小学生時代を思い出して感慨深くもなりました」

仲野コーチは東急Sレイエス フットボールスクールのスクールダイレクターでいらっしゃり、またJFAコーチとして関東女子を担当されるなど女子の指導経験も豊富な方です。今回のプログラムはどのように組み立てられたのでしょうか。

仲野コーチ「東急Sレイエスのスクールの特徴でもある、認知・決断・実行のプレーサイクルを、90分間で経験できるプログラムを構成しました。”こんな姿になって欲しい”というところから逆算してトレーニング内容を考え、ドリルトレーニングだけでなくゲーム形式でも各人がやりたいプレーが出やくなるように配慮しました」

しかも仲野コーチは日本体育大学OBということで、後輩の学びにつながるようにと役割分担にもご配慮くださいました。学生コーチが入ることの効果はあったでしょうか。

仲野コーチ「FIELDSの選手とできたことで、子供たちが”ああなりたい””真似してみよう”と思ってトレーニングに取り組んでいました。いい選手のプレーを見て体感できることが上達への近道だと、改めて感じました」

今後、機会があれば参加した小学生たちにも話を聞いてみたいと思います。


ガールズサッカークリニックは、市内で活動している4種男子・女子サッカーチームの所属を問わず、小学1~6年生の女子が参加できるサッカー教室として、年間を通して開催されることになりました。すでに3月までの全4回は定員に達し、キャンセル待ちになるほどの人気ぶりだそうです。

先日、日体大FIELDS横浜は、2月1日より「日体大SMG横浜」に名称変更するとともに、統合型地域スポーツクラブへ発展するための活動を始めることを発表し、このガールズサッカークリニックもその一環として位置づけられています。今後の展開に期待しましょう!