日体大SMG横浜 オフィシャルサポーターズクラブ

運営もメンバーの手で

運営もクラブメンバーで手がける日体大FIELDS横浜にとって、昨年はなでしこリーグ1部の運営を初めて経験したシーズンでした。

設営から、場内&駐車場案内、受付、販売、記録、場内アナウンス、応援、来賓応対、そしてスタジアムグルメの出店者のお手伝いまで。トップチームの出場しない選手と、県リーグと都リーグで戦うサテライト・B、そしてU-18、U15の選手が協力して行ないます。これは、大学のサッカー部を母体とするクラブならではでしょう。


そして2年目の今シーズン。先日、24日のホーム開幕戦に向けた運営会議が行なわれました。

シーズン始めは4年生が主力ですが、教育実習に行く選手も多いため、3年生以下はすぐに引き継ぐそう。たいへんだー。

自分の試合や練習以外にもやることもたくさん。でもだからこそ彼女たちは、サッカーだけをしているよりも多様な議論をし、協働し、人に出会い、21世紀を生き抜くために大切な経験を、仲間とともにたくさん積んでいると思います。FIELDSでしか経験できないことです。

私たちBLUES事務局スタッフ(地元サポーター有志で構成されています)は選手たちの活動を垣間見る程度ですが、「学生じゃなかったら、日体の学生じゃなかったら、ここまでできない。すごいチームだ」と思います。

昼間はトップチームの試合を運営し、夜は自分たちの練習や試合、というダブルヘッダーは「ざら」。学生リーグは1月中旬まであるため、なでしこリーグの準備もままなりません。それに、ほとんどの選手が大学卒業とともにFIELDSを去っていき、毎年新しいチームづくり。大学サッカー部を母体にする新しいクラブは、あらゆる面で圧倒的にリソース不足です。

外から見れば 、選手たちの取り組みはまだら模様で、物足りない点もあるでしょう。それでも、 限られた時間と状況の中で、そして少ない経験の中で、一歩一歩 、個々のアイデアとチーム力で新たな道を切り開いています。

なかなか環境が改善しない女子サッカー界において、彼女たちが風穴を開け、新しいクラブ像を、そしてプレー環境をつくってくれるのではと私たちは期待しています。彼女たちは、アイデアとがんばりの宝庫。BLUES事務局は、それを生かせるようサポートしていきたいです。